フローレンスと言えば
ある日、風呂に入っていると二女が、
『ドックとフローレンスが仲良しになったの』
とか何とか言っていたので、
フローレンス?
フローレンスって、
フローレンス・ナイチンゲールのこと?
といつも通りにふざけて答えたところ、
子供がなんの違和感も無く、
ナイチンゲール。』
っと答えた。
『・・・? 』
4歳児にはわからんであろう、
ナイチンゲールという名を出したのに、
子供はあまりにも普通にナイチンゲールと答えたので、
私は首を傾げた。
なんであの子、ナイチンゲールなんて知ってるのよ。
子供が言っていた『ドック』とは
ディズニーアニメの”ドックはおもちゃドクター”
の主人公のドックという女の子の事。
はて。
それにナイチンゲールが出てくるのか調べてみたら、
あこがれのナイチンゲール
というエピソードが本当にあった。
あらま、ほんとにナイチンゲールだったとは。
まぁ、私が知っているフローレンスという名の人物は
ナイチンゲールだけだったんだけども、
まさかのビンゴでビックリしちゃったわ。
思ってた以上に偉大過ぎた
フローレンスと聞いて、すぐナイチンゲールを思いつくのは、
もちろん、やはり、
『マンガ世界の伝記』を愛読していたからね。
『マンガ世界の伝記』ってホント脳みそタスクの中で、
無駄にすーぐ引き出されるようになってんのよね。
やっぱヘレン・ケラーとキュリー夫人がお気に入りだったわね。
そういうわけで私はナイチンゲールに関して
ちょこっとは知識があったわけだけども。
今回またナイチンゲールという名を聞いて、
改めてどんなすごい事したんだろ、っと軽いノリで調べてみた。
なんか統計学でもすごい人だったとかいうのは聞いたことあんだよね。
そしたらマンガ世界の伝記で知った気でいたけど、
とんでもない。
偉人ってこんなにスゲーから偉人なの?と驚愕したわ。
ナイチンゲールはとにかく
『クリミアの天使』と呼ばれたのが有名よね。
偉大な看護師というイメージが強いけれども、
実は看護師として現場に立っていたのは、
たったの2年半しかなかったんですって。
伝説のピンクレディーが
4年半くらいしか活動してなかった、
って事実よりも衝撃よ。
(さすがにピンクレディーはリアルタイムではない!)
クリミア戦争時の活躍ももちろん偉大だけども、
その後50年以上費やした医療に関する研究こそが、
さらなる偉大な功績。
とにかく看護師として働いているイメージが強いけど、
実際はお部屋に籠って、
調査・検証・報告・解決策の提示~とか、
そういう期間の方がうんと長かったわけ。
研究の題材は単に医療の技術的な事とかではなく、
有名な統計学ももちろんだし、
病院という建物自体の在り方や、
教育者、職場の組織の在り方など・・・、
私が書いてもバカだからね、
むしろ功績が色褪せちゃうからあまり書かないわ。
とにかく多岐にわたるってわけ、ぬかりなしに。
働くこととか、そういうことは。
そして思ったのは、
私は医療関係の仕事に就いたことは無いし、
全く知識もないのだけど、
やはり会社という組織の中に長く身を置く者として、
その功績の中にキラリと、
自分の職場にも通ずるものが確かにある。
と感じてしまったのよね。
特にマネジメントという分野で。
医療の現場でなくても同じだと思うよね。
ナイチンゲールが研究してきた事が、
今の私の職場にもその礎になってるわと感じちゃうのよね。
あと、ハッとするナイチンゲールの残した言葉が、これ。
看護の仕事は、快活な、幸福な、希望にみちた精神の仕事です。
新版 ナイチンゲール看護論・入門 現代社白鳳選書48
ですって。
これって現代がやっとナイチンゲールに追いついてきたってこと?
精神の仕事なんて私なんかにゃ、
まったく理解不能な領域だけども、
でも世の中やっと『働き方改革』なんて言い始めてるわよね。
何かそれに通ずるものがない?
子供に『何のために働くの?』って聞かれたときに、
『国民の義務』だとか『生活のため』とか言うだけじゃなくて、
ナイチンゲールの言葉を借りるのも良いかもしれないわね。
ーそしてさ、ナイチンゲールの父親が彼女に数学を身に着けさせたってのは、
やはり数学かーー!!
って思う。
文系ではないのよ、文系の人間って。
ただ非理系なだけなのよね。
偉大な人は結局みんな数学脳がすごいのよ!