トイレットペーパーチョイス史

子育て

 シングル派だのに

私はトイレットペーパーはシングル派。

私はトイレットペーパーを、グルグルグルグル延々と消費する非SDGs人間。

ダブルだと燃費も悪いし、トイレが詰まる恐れもあるのよね。

だから主人と二人だけの暮らしだった頃は、シングルで且つお気に入りのA社のトイレットペーパーを愛用していたのだけど。

子供が自分でトイレを使うようになってからは、不本意にもB社のダブルを買うようになったのよね。

なんだか、あれこれ考えちゃって。

うちのトイレットペーパーホルダーが無能なのか、トイレットペーパーのせいなのかわからないけども、A社のシングルだと、ちょっとグルグルしただけで意図しない地点のミシン目でブチって切れちゃうのよね。

これは大人のテクニックをもってなら、うまくグルグル巻けたり、途中切れかかってもリカバリーできるだろうけども、子供だとブチブチ切れてなかなかうまい事いかないだろうなと思って。

致し方なくダブルにしたわけ。

しかもお気に入りのA社の便所紙(注;トイレットペーパーが長いので以下便所紙)が自宅の引っ越しのせいで近くに売っている店舗が無く、手に入らなくなっちゃったのよね(便所紙はネットで買わないの)。

だから二人の子供がトイレを使うようになって数年間、B社のダブルの便所紙を使ってたんだけど、やっぱりコスパ悪いなーって。

そりゃそうなのよ、

私がどうしても盛大にグルグルグルグルやってしまうからね。

A社のダブル見参

そんなこんなで便所紙を巻く度に、モヤモヤとした思いを抱く毎日であったんだけども。

ある日、近くのスーパーで買い物をしていたら私のお気に入りA社の便所紙が売られていて!

おお、A社の便所紙よ!

しかもB社のよりかなり安いではないか!

よし、A社のダブル買うわよ!

・・・っと思ったんだけども。

便所紙が良いところで切れないからダブルにするのって、

それ、結構な甘やかしじゃない?

って思ったの。

私が3歳の頃には、子供の足にとっちゃ、なかなか幅広いあの和式便器を使って毎日何回も用を足してたんだものね。

 

そうです。和式育ちです。

それが当たり前で。

なんか思い出すと3歳の子が和式便器で頑張ってるの想像すると、
けなげでギューッとなるわ。

さらに昔ならそれが汲み取り式だったんだものね。

あんな恐怖の穴にまたがってりゃ、そりゃ豊かな想像力が育まれるでしょうね。我々はいろいろなものを便利との代償に失ってるわ・・・。

それらに比べたら便所紙の切り方が何だっての。

バカバカしい。

課題を与えた方が子供も創意工夫して、頭も手先も器用になるものね。

ははん。だから昔の人は

苦労は買ってでもしろ、と。

可愛い子には旅をさせよ、と。

そうか、便所紙をシングルにすることは子供のためなのだな。

でも巣立ちの一歩かと思うと泣けてくるわ。

私は何だかおセンチな気持ちになりながら、シングルの便所紙を手にしたの。

A社の便所紙を見つけた事を機に、

我が家の便所紙をシングルに変更することにした次第なのよ。

子供たちは、トイレが一人でできるようになり、
便所紙のミシン目のコントロールを習得する。
子供の成長はいつも嬉しく、悲しいのよね。

余談

私がトイレットペーパーを大量消費する型人間なのは、

 

なんかねぇ、上手く拭けないのよね・・・

30年近く和式トイレだったせいか、太ももに邪魔されながら拭くのがどうも苦手なのであるのよ。
なんか手についたりするよね。
手につけたくないから手の防御力をあげるため、グルグルグルグルやっちゃうのよね。

和式はもうフルオープンだから何にも邪魔されずに軽々とスムーズに拭き取れるから、そのやり方に甘んじてきたせいじゃないかしら

と、自分では推測しているわ。
ちなみに言っておきたいけども、同世代はもちろん圧倒的に洋式で育っているわよ。
でもあの時代では公立高校は和式だったのよね。
だから大学に入ったときは、きれいな洋式トイレが使いたい放題で、
ラクな体制で好きなだけ座ってられるし感動したわ。

そんときにもっと拭き方マスターすべきだったわね。

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